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獣医師

◇ 獣医師とは


「動物のお医者さん」として働く獣医師は獣医師の免許を持っている人たちの
半数ほどでしかなく、残りの半数は他の分野で仕事をしています。


例えば、獣医師の仕事として狂牛病や鳥インフルエンザなど家畜の病気を予防
するための研究や畜産物の衛生面での安全を確保しているのも獣医師です。


また、医療用の薬を開発するための実験動物を管理するのも獣医師の仕事で
活動分野は獣医師によって多岐に渡ります。


◇ 獣医師の収入と業界事情


日本では獣医師免許を持っている人はおよそ3万人ほどいるとされますが、
そのうち獣医業に従事しているのは2万6千人ほどといわれています。


獣医師の活躍する分野を大別すると


○ 小動物臨床分野

動物病院で働く、俗に言う動物のお医者さんのことです。犬や猫、ペットの
病気の診断や治療を中心にペットの飼い方やしつけの相談にも応じます。


○ 公衆衛生分野

畜産類の食品の安全性を確保するための検査・監査・指導及びに、海外から
動物を介して入ってくる伝染病が国内に侵入するのを防ぐ検疫業務を行います。


○ バイオメディカル分野

医薬品の開発や安全確認のための試験に必要な実験動物の管理や試験を
中心にさまざまな研究活動に従事しています。


○ 野生動物関係分野

地球上に棲息する様々な野生動物たちを動物園や水族館で飼育、繁殖や病気
になった動物の診療を行います。


収入のほうは医師と同様に職場や開業医、勤務医など立場が異なると変わる
ようで、開業医を筆頭に製薬会社の研究所勤務>勤務医>公務員の順番で
給料がよく、また、激務といわれています。


動物病院を例に挙げると仕事は動物中心で回るため、休む暇がないほど忙しく
なることもあり、徹夜で手術をすることもあります。


ペットブームにより、動物病院を開業する獣医師が増えましたが、都市部では
すでに飽和状態ともいわれ、競争も激しく、経営が苦しい病院も多いようです。


また、近年は女性の獣医師の数が急激に増えていることも業界の特徴といえます。


◇ 獣医師として成功するには


開業医として、動物病院を経営を軌道にのせるためには、経営者としてのセンス
が問われる時代になっています。また他の動物病院にはないサービスやペットに
依存する飼い主への心のケアも今後獣医師には求められることでしょう。


とにかく動物が好きで、しかもペットが病んで不安に駆られる飼い主の気持ちを
考えたコミュニケーションがとれるかどうか、不規則な勤務時間に耐える体力と
精神力も獣医師の重要な要素です。


◇ 獣医師になるには


1.獣医学部のある大学に入学し、卒業見込みになるか、卒業します。
2.獣医師国家試験は、毎年1回、3月に2日間で行われ、8割が合格します。
3.合格後、農林水産省に資格申請すると獣医師医免許が取得できます。

獣医学部はどの大学も偏差値が高く、学費の安い国立などは倍率が30倍以上
と非常に難関です。私立では大学院も含めて6年間1200万円ほど学費がかかる
といわれています。


獣医師の資格を取得したあとは、公務員として働く場合は、公務員試験に合格
しなければならず、農業共済団体や民間企業などに勤める場合もそれぞれ行って
いる採用試験を受ける必要があります。


獣医師として開業するには少なくとも2〜3年の臨床経験を積む必要になるため
動物病院や家畜診療所などに勤務して、現場を経験しながら勉強したり、研修
するのが一般的です。

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